カテゴリ:賃貸管理担当者のつぶやき / 投稿日付:2023/09/25 09:00
9月初旬のある日のこと、貸家の入居者様より「ハチが巣を作っているようなので見て欲しい」との連絡がありました。
状況を把握するためにヒアリングします。
私 「その蜂の巣は大きいですか?」
入居者 「はい、数百匹はいると思います」
へぇ?
私 「その蜂の巣はいつ頃からありますか?」
入居者 「気づいたのは昨夜です」
え~~~っ?
一夜にして数百匹の蜂が暮らす巣が出来た???
私の理解を超える事態が起こっているのかもしれません。
とりあえず現地に向かうと・・・
あゎゎゎ
壁面にビッシリ蜂が
ズームしてみると
かわいらしいミツバチがイッパイ
インターネットで調べてみると、
このミツバチのかたまりを、蜂球(ほうきゅう)といい、巣別れ(分蜂)したミツバチ達が、次の住みかを見つけるまで、一時待機をしているところだとわかりました。
ミツバチは新たに女王蜂が生まれると、旧女王蜂はその巣を新女王蜂に譲り、働き蜂の半数を連れて巣を出て、新しい巣を探すそうです。
「偵察蜂が新しい安全な巣を見つけてくると、みんなで一斉に飛び立つそうで、蜂球を作って待機している期間は、早くて数時間、長くても3日」とのこと。
参考にしたサイト
怖がらないで!引越し中です~みつばちの塊(蜂球)を見つけたら~|清瀬市公式ホームページ (kiyose.lg.jp)
ミツバチは温厚な生き物、ちょっかいを出さないかぎり攻撃しないとのことなので、入居者さんに説明して優しく見守って下さるようお願いしました。
それから数日の間、近くを通るたびに観察に行きましたが、3日経っても4日経っても、一向に引っ越しは行われません。
そして
蜂球から少しだけ離れた所にハチの巣らしきものが・・・
しかも2つ (一対?)
このベランダに住み着くと決めたのでしょうか???
いくら温厚とはいえ、ベランダに巣を作ってもらっては困ります。
害は無くとも駆除するしかないのか?
ミツバチ達に愛着を感じてしまった私は大いに悩みました。
何か良い策はないものか???
再度インターネットで調べると、久喜市に養蜂家さんがいることを発見♪
鷲宮で採れた純粋はちみつ販売、鷲宮養蜂園 (washimiyayouhouen.com)
電話して相談してみると、無償で引き取ってくれるとのこと。
お願いするとすぐに来てくれました。
ミツバチたちは無事に養蜂家さんに引き取られました。
養蜂園に戻ったら巣箱を与えてくださるそうです。
元気においしいハチミツをたくさん採取して欲しいものです。
入居者さんの悩み事を解決することが出来、
駆除される危機だったミツバチを救うことが出来、
養蜂家さんにはミツバチをプレゼント出来た。
皆にメリットある最高の解決が出来、管理の仕事に喜びを感じることが出来ました♪